1958-04-25 第28回国会 参議院 社会労働委員会 第30号
○国務大臣(堀木鎌三君) 山下委員から、この援護法、特に今回新しく創設いたしました準軍属というものに対する法の適用を、実際の実情に合って考慮すべきである。いたずらに法の末節にとらわれず、実情に即して考えるべきであるという点につきましては、私も全く同感でございまして、とかく公務員が法律にとらわれ過ぎて、しかも実情に合わないということについては、十分戒心して参るつもりでございます。
○国務大臣(堀木鎌三君) 山下委員から、この援護法、特に今回新しく創設いたしました準軍属というものに対する法の適用を、実際の実情に合って考慮すべきである。いたずらに法の末節にとらわれず、実情に即して考えるべきであるという点につきましては、私も全く同感でございまして、とかく公務員が法律にとらわれ過ぎて、しかも実情に合わないということについては、十分戒心して参るつもりでございます。
○国務大臣(堀木鎌三君) 私ども新しい社会を作り上げるという関係からみますと、環境衛生の部門と予防衛生の部門は、お説の通り、非常に政治の分野あるいは行政の分野においても、従来に比して格段のウエートを持ってきたということを考えておりまするので、実はそれらにつきまして、私どもとしては、さらに行政機構も、予算、実質の仕事の内容の変化に応じて、これを実現いたしたいという考えでございましたが、これらにつきましては
○国務大臣(堀木鎌三君) お帰りになる人に、配船の都合でぐずぐずはいたさないつもりでございます。
○国務大臣(堀木鎌三君) 政府委員からお答え申し上げます。
○国務大臣(堀木鎌三君) これは専門家の横山さんからの御質問なのですが、率直に言って、一方において厚生省で児童の健康あるいは肢体不自由児の問題、あるいは今回御審議をわずらわしました未熟児の問題その他についての問題から考えましても、この助産婦さんの定員の問題というものを現状のままに放置しておいてはいけない。
○国務大臣(堀木鎌三君) この法律は先ほどからいろいろ論議されておりますように、実は率直に言えばその実態を整えるということと、それに対する財政的な措置をするということの方が目的を達するのであってただ、法律だけですべての問題を解決しようとすることは相当困難だと思います。
○国務大臣(堀木鎌三君) まことに私として申しわけないと思っています。従いまして、今後につきましては、片岡委員の言われたこと及び当委員会の御決議にありました趣旨に沿うて、神田前大臣の言いました方向に向って事務的にも進むし、そしてその公約されたことについて果すべき努力はいたします。
○国務大臣(堀木鎌三君) 実は率直に申し上げて、最近の日本の社会、都市というものを考えてみると、私どもの所掌している環境衛生の面から見ると、まあよく言われる大都市が村だ、形だけはできているが、実態的に見るとこれは村だ、という極端な表現をする人もあるくらいのものであります。環境衛生の問題は、日本の社会が新しい自覚の上に立って、最近進めて参ろうという仕事でございます。
○国務大臣(堀木鎌三君) なかなか厚生大臣としての抱負経綸を述べさしていただく時間はございません。ことに建設委員会でございまして、しかし本直に申して現在のところ私どもの要求することは、建設大臣も進んでその後の細目について御催促なるような状況であります。
○国務大臣(堀木鎌三君) ただいま建設大臣から御答弁がありましたが、私も率直に言って、私官僚上りですが、官僚の権限争いということは極端に避けたいという気持で、要するに行政は国民のためにあるのでありますから、最も便宜な方法で物事を考えていく。
○国務大臣(堀木鎌三君) その点はおっしゃるほどのことはない。しかし実態は、私が杞憂している点から言えば、これは今後充実をしていかなければ、すべてのことが所期の目的を達成しないということで、私どもとしては特段の努力をいたして参りたい。
○国務大臣(堀木鎌三君) 正確なのはいずれ表にしてお手元に差し上げてもいいと思いますが、藤田委員のように、まるで保健所で保健所でないようなものが方々にあるとおっしゃるけれども、私はそういう認識に立っておりません。
○国務大臣(堀木鎌三君) 専門家の横山さんのおっしゃることで、私としてもその通りだと思いますので、今後十分努力をいたしたいと思っております。
○国務大臣(堀木鎌三君) 私も、母子福祉貸付資金が実際に消化されない点を見まして、実は驚いているのであります。御承知の通り、金利は三分である、しかし貸付金が五万円では少し、率直に言って、私は利用価値が今の貨幣価値から見れば足りないであろうということが考えられます。
○国務大臣(堀木鎌三君) これは、片岡さんよく私の性格を御承知だと思います。私は、選挙のために別段のことを考えてはおりません。社会保障を推進する以上は、これは当然の責務として、そういう問題をすべて離れて、お互いの問題として解決いたして参りたい。まあ決して片岡さんが私の心情をお知りにならぬとは思いません。
○国務大臣(堀木鎌三君) ただいま議題となりました日雇労働者健康険保法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。
○国務大臣(堀木鎌三君) 必要とあらば、私人間を、あまり役人を増すことは賛成でございませんが、部内の総合調整の中で必要とあらば増すことに一向ちゅうちょするものではございません。
○国務大臣(堀木鎌三君) それらにつきましては、農林大臣と十分打ち合せて、再びああいう事態が発生しないような処置を講じたいと、寄り寄り話しておるところであります。
○国務大臣(堀木鎌三君) 社会局でございます。
○国務大臣(堀木鎌三君) 今、政府委員との御質疑を拝聴しながら考えておったのですが、むろん、予防接種をいたしますときに、施術者の医者自身が、それらについて万全の処置をすることは当然のことでなかろうかと、それが自主的にまかされているから、こういう心配が起る、事実が起るというふうなことがありますれば、これは、われわれとしても十分考えなければならぬ問題であります。
○国務大臣(堀木鎌三君) 今御質問の点は、われわれとして十分今後注意していくべき事柄であるというふうに考えますので、今後につきまして、お説により、一そうのそれらについて注意をいたし、それに伴う行政的な処置をいたして参りたいと考えております。
○国務大臣(堀木鎌三君) まあ巷間伝えられるほど、そんなに間隔があるわけではございせん。と同時に、ともに国民の健康のために、お互いが寄与していく立場にあるのでありまするから、これらの点につきまして私は、十分協力できるものである、こういうふうに考えております。
○国務大臣(堀木鎌三君) ただいま議題となりました母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。
○国務大臣(堀木鎌三君) 御引用になりました一松委員のときに、詳しくお答えいたしたのでありますが、これは専門家である加賀山さんも、なかなかむずかしいことはよく御承知だと思います。しかし、三十三年度は経済の調整過程を考えておる、予算につきましても、ともかく従来より約五割近いものを国立公園のために増額いたしました。
○国務大臣(堀木鎌三君) 国民年金制度をしきます以上は、私は何と中しますか、ベースになる一定のものは共通でなければならぬ、それは総理大臣が申しております統合調整するという意味の分に当たるわけでございます。
○国務大臣(堀木鎌三君) ちょっと御質問の実体を把握しておりませんかもしれませんが、積立金の問題でありますが、厚生年金による年金受給省というものは、御承知の通りにまだ始まったばかりでございます。しかも、炭鉱夫について適用が、年限が短いために起って参りましたためでありまして、従って、株立金が非常に多いというのは、現状としてはやむを得ないんじゃないか。
○国務大臣(堀木鎌三君) 大河原さん、そうお問い詰めにたると、だんだん内容を言わなきゃならぬようになる。(笑声)そこいら辺になると、ごかんべんを願いたいと思います。
○国務大臣(堀木鎌三君) お答えいたします。引揚者給付金の問題が非常に認定がおくれておるということは私もしばしば耳にいたしております。
○国務大臣(堀木鎌三君) 確かにこの決算によって払うという制度でありますと、各市町村で出納閉鎖期日以後清算することで初めて判明する、それから府県へきて、こちらへ参りますために相当おくれて参る、こういう点は確かに私は、非常に保険者としては運用がしにくいものである。
○国務大臣(堀木鎌三君) これは全体が多い……。
○国務大臣(堀木鎌三君) お約束します。
○国務大臣(堀木鎌三君) ボーダーライン層が今後非常に多くを占めるだろう、それに対して政府は、甘く見ているのじゃなかろうかというお話なんでありますが、国民皆保険を進めて行く上における諸条件を整備いたしますことにいろいろあることは、もう竹中さん御承知の通りでございます。しかし、この問題につきましても、私どもが考えたということは、現在の普及度を見ますと、大都市が非常に少い。
○国務大臣(堀木鎌三君) これらについても非常にむつかしいいろいろな問題があるのでありますが、今自治庁長官から申されたように、両省でもってこの国民皆保険を推進するという見地から物事をきめ、具体的に相談して参りたい、こう考えております。
○国務大臣(堀木鎌三君) 数字がありませんので、政府委員から答弁いたさせます。(「政策問題だよ」「保険局長まかせじゃだめだよ」と呼ぶ者あり)
○国務大臣(堀木鎌三君) 十五人委員会という公称の名称のものは何もございません。はっきり申し上げます。ただ私が、今後事態の推移をながめて、円満に話し合いのできる場を作ることには、私は最後まで努力をしなければならぬし、さらに、私自身が、八・五%の確認をするという、あらゆる手段を尽すという考え方はあります。しかし、十五人委員会という、いわゆる公称されたものは何もございませんことをはっきり申し上げます。
○国務大臣(堀木鎌三君) 私は、人数にとらわれませんが、つまり、どなたとでもお話し合いをしますし、話し合いをよりよく有効にやる方法は生みだすつもりでおります。それは単純に、今現実におあげになりましたように、ただそのとき話して終るというものでなしに、建設的に、コンスタントに話し合いの場が持てるような状態があれば、十分そういう努力はいたして参りたい。
○国務大臣(堀木鎌三君) さようでございます。 —————————————
○国務大臣(堀木鎌三君) こまかい具体的のことは政府委員から申し上げたいと思うのでありますが、結核予防のごときは昭和三十二年一月から十一月までの間に、約千七百万人の小中学生に対してエキス線検査を実施しておるというふうな情勢であります。ただ保健所自身の定員の増加あるいはその充実というものについては、まだ欠くるところがあります。
○国務大臣(堀木鎌三君) 私、率直に申せば、地域社会の健康を守ることはやはり保健所が従来よりももっと積極的に推進しなくちゃならない。今度幸いに学校保健法ができましたのですが、この地域社会の健康を守る上においても、結局集団的な所にやはり相当力を入れることが一番効果がある。
○国務大臣(堀木鎌三君) 総理大臣から、給付の割合、直診と私的医療機関の関係、市町村から都道府県知事に指定をまかした点について詳しく御説明がありまして、ほとんど私の説明は要らないと思うのであります。 ただ一点だけ申し上げておきますと、最近の国保を推進いたして参ります上において一番大切なのは、医療機関の態勢の整備であります。
〔国務大臣堀木鎌三君登壇〕
○国務大臣(堀木鎌三君) これも、各方面でいろいろ御質疑にあずかっておる点でありますが、今の市町村財政の一般会計からの保険財政に対する負担というものが非常に困る問題である。これを解決しなければならない。その赤字のおもなものは、率直に言って、事務費が非常に大きな部分を占めておる。事務費の問題を本来片づけなければならない。ことに過去の赤字が相当累積いたしておる。
○国務大臣(堀木鎌三君) 今のお話の問題は、実際問題としてそういう事態が起り得るだろうということは十分考えられるのであります。それらについても、今後私どもとしては、十分考慮して参らなければならないのでなかろうか。今度の法律改正に当りましても、暫定的には健保までやれるように考えているのでありますが、今の御質問のは、それだけでは解決しないわけでございます。十分今後考えて参りたい、こう考えております。
○国務大臣(堀木鎌三君) それらの点につきましても、今後検討して、実現に努力いたして参りたいと思っております。
○国務大臣(堀木鎌三君) ただいま議題となりました身体障害者福祉法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 この法律案は、社会福祉法人の設置する身体障害者更生援護施設で厚生大臣の指定するものに身体障害者の収容を委託できることとすること及び身体障害者福祉法関係事務に対する民生委員の協力義務を明らかにすることをそのおもな内容とするものであります。
○国務大臣(堀木鎌三君) 私どもとしては、まさに竹中さんのおっしゃるように考えられる。今の年金制度を創設しておりますところの組合はみんな大組合である、あるいは官吏等であります。結局残されておるのは、今農協と農民の関係をおとりになりましたが、企業者の年金制度につきましても、同じような社会情勢ができておるんじゃなかろうか。これでは私ども申しわけない。
○国務大臣(堀木鎌三君) その点は、もう、実は両省大臣の間なり、新聞に出ましたように、閣議で申し合せをいたしましたような事態で、これについて、将来年金制度との調整をはかるということに了解はできておるわけであります。ただそれだけ言って、ほんとうは私の責任は済まないわけなんです。どういう国民年金制度を作るかによって調整統合という問題に入って参ります。